弓道部の前部長　中村琉聖君が後輩たちに手作りの矢立をプレゼントしてくれました。中村君は、現役引退後、一緒に頑張ってきた後輩に感謝の気持ちを残したいと考え、大工である祖父の指導を仰ぎ、矢立を自ら製作しました。弓道場にマッチするよう図面書きから、組み立て、加工まで、全て自分の手で作り上げました。弓道場は山の中にあり湿気が多いので防虫・防腐加工を施したり、側面を自身で加工した焼き杉板を使って味わい深く仕上げたり、弓道を３年間やり遂げた彼の想いがたくさん込もった力作でした。

　現役部員は、引退した先輩たちの想いを引き継ぎ、８月下旬に開催される静岡県私学体育大会で、団体戦男子３連覇・女子初優勝をねらい、この夏稽古に励んでいます。中村琉聖先輩、あらためてありがとうございました。

中村琉聖君が寄贈してくれた矢立を囲む現役部員たち

中村琉聖君が寄贈してくれた矢立

現役時代部長として活躍した中村君（中央）