平成29年度 第2学期始業式 校長式辞

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 40日近い夏季休業も終わり、今日から第2学期が始まります。夏季休業中は、部活動で頑張った人、進路目標の実現に向けての準備に時間を掛けた人、家庭の事情等でアルバイトが忙しかった人など充実した時間を過ごした生徒諸君が多かったことと思います。夏季休業を集中して過ごせた人は、そのままの集中力を保って第2学期に臨んでください。残念ながら規則正しい生活が送れなかった人は、今日を境に学校生活に戻るための気持ちの切り替えをしっかり行ってください。
 さて、本校では、三つの柱を掲げて学校改革を進めています。県内高等学校が置かれている状況とそれに対する本校の改革の内容をお話ししますので、生徒諸君がそれぞれ第2学期にどのような認識で学校生活に取り組まなければならないか各自で考えてください。
 先ず、県内の公立と私立の高等学校が置かれている状況についてお話しします。
 平成26年に県私学協会が作成した資料によると県内の全日制高校入学者数は推計値として次のように示されています。
 今年の4月の県内の全日制高校入学者数は、約32,600人余でした。平成30年4月は、32,100人余、平成31年4月は、31,400人余、平成32年4月は、31,000人余、平成33年4月は、29,700人余とこの4年間で県内の全日制高校入学者数が2,900人程度減少すると見込まれています。静岡県は、現在、人口流出県となっており最近の数値では3,000人以上の減少数とも言われています。この全日制高校入学者数の減少は、これからの4年間で定員が1学年6クラス240人の学校が公立私立合わせて12校程度空いてしまうということです。18年後の平成47年(2035年)4月には、県内の全日制高校入学者数は23,200人余と推計されており、今年の4月と比べて約9,400人余、約30%減少です。公立私立合わせて39校程度学校が空いてしまう数です。公立と私立の入学者数の比率を2対1とすると、公立で26校分、私立で13校分前後の空きができてしまうという減少です。
 こうした中で公立高校も私立高校も生き残りをかけて必死です。中学生や保護者、地域の方々から選ばれる学校にならなければ学校として存続できないということです。このことは、公立も私立も同じです。選ばれる学校、中学生や保護者が行きたくなる学校はどんな学校か。選ばれる学校の条件は多様でしょうが、その学校に行けば3年間でしっかり伸ばしてくれる、進学にせよ就職にせよ目指す進路の実現が期待できる、ほかの学校よりもよく面倒を見てくれる、在校生が学校に誇りを持ち生き生きと活動している、などのことは多くの人が認めるでしょう。そのような学校を作っていくためには、教職員と生徒諸君が一体となって目標を持って日々の教育活動に取り組まなければなりません。
 8月5日と6日に夏のオープンスクールを実施しました。参加者数は、男子生徒が423人、女子生徒が209人、生徒計632人、保護者が463人、総計1,095人でした。昨年度は、男子生徒が348人、保護者が268人、総計616人でした。今年は、前年比約1.8倍という盛況でした。当日の在校生に対する感想は、中学生が「非常に良い」78.0%、「良い」21.3%、保護者が「非常に良い」58.2%、「良い」40.3%で、中学生と保護者共に99%の方がよい評価をしてくれていました。実行委員として取り組んだ生徒諸君をはじめ、当日学校に来ていた生徒諸君の対応がよかったことの結果です。関係した生徒諸君の尽力に感謝します。秋のオープンスクールでは、さらにどのような力を発揮してくれるか楽しみです。
 本題の平成30年4月以降に向けて学校が目指していることをお話しします。
 本校は、特色ある私学として選ばれる学校創りを目標に、伸び代の大きさで評価される学校を目指し、しっかり鍛え伸ばし高校3年間で明確な結果を出すことに全力を注ぎます。学校が変わり成果が上がる過程がはっきり見える学校改革を10年間継続し100周年を迎える予定です。
 現在進めている学校改革の3本柱は、①男女共学化、②学力の向上、③部活動の振興です。男女共学化により、多彩な才能を持つ大勢の男女生徒の切磋琢磨による学校の活性化を期待します。新しい制服は、明るい爽やかな雰囲気に満ちており、「新樟誠」を象徴しています。
 学力の向上は、進学か就職かを問わず高校生としての学力の保証を目指すもので、基礎・基本を徹底し発展的な学習を重ねることで、思考力・判断力・表現力を高め進路目標の実現を支えます。進学や就職などの進路の目標に合わせた学習指導も行い、平成31年度以降に始まる二つの新テストへの対応も進めています。
 部活動の振興も学校改革の中で大きな比重を占めています。生徒諸君の活力が発揮される檜舞台であり、それが学校の勢いにもなります。運動部か文化部かを問わず県大会、東海大会、全国大会と高い目標を掲げ、異年齢集団の中でひたむきに取り組み心身を鍛えることで、高校生活の充実度が高まります。
 「島田樟誠に来てよかった。ここで自分は、予想以上の成長ができ進路の目標も達成できた」との評価を得られる教育活動を実践します。
 最後に、今日から始まる第2学期には、樟風祭、マラソン大会、修学旅行などの学校行事のほか、1,2年生は部活動の新人戦や3年生の就職試験と進学のための各種の入学試験もあります。生徒諸君一人一人がそれぞれの行事や課題に真剣に取り組むことで、自らを大きく成長させて進路目標を実現させるとともに、結果として学校もさらに活気を増し周りからの評価を高めていくことを強く望んでいます。頑張りましょう。